中古キュービクル製造工程
当社では豊富な在庫品の中古機器を整備し、キュービクルに組込んで製作しております。
豊富な在庫の中からトランス(変圧器)などの機器を選定し整備しますので、短納期でご提供可能です。
また当社では、お客様のニーズに合う仕様に基づいて製作しておりますので、ご希望通りの仕様で製作可能です。再生品をオーダーで組替えて製作しますので、小容量のキュービクルから大容量のキュービクルまで幅広いご要望に製作対応可能です。
キュービクル製作対応可能トランス容量
| 動力トランス容量(210V) | 動力トランス容量(400V級) | 電灯トランス容量 |
|---|---|---|
| 20kVA~1000kVA | 20kVA~1000kVA | 10kVA~500kVA |
ただし, 1000kVAに関しましては年式によりキュービクルには入らない場合があります。
また, キュービクル内のトランス・コンデンサ等内部機器をご要望に応じて, 新品で手配することも可能です。その場合は, 御見積段階で当社営業マンへ申し付けください。
中古品販売と言えども当社では整備した機器を取付け、最後には試験を行い合格したキュービクルのみを出荷しておりますので、品質に関しましてはご満足いただけるかと自負しております。
ここでは、キュービクルの製造過程をご紹介いたします。
(1) 仕様確認
当社のセールスエンジニアが訪問もしくはお電話にてキュービクルの仕様を確認させていただきます。
仕様に関しましては、次の段階で図面に反映させますのでよくご要望をお伝えください。
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(2) ご承認図面の作成
当社のセールスエンジニアがいただいた仕様を基に機器の仕様を決定し設計を行います。 内部機器の選定もこの段階で行います。例えばLBSのパワーヒューズの選定, 低圧CT比の選定などをこの段階で行います。キュービクル箱体に関しましては, 仕様通りの電機品が入る箱体を当社在庫キュービクル箱体から選定します。各々の選定が終わりましたら, 図面に反映させ作図します。 作図できた図面を御承認図面として提出させていただき, ご承認いただいてから製作開始です。
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(3) 内部機器の解体
ご提出したキュービクル外形図面の在庫キュービクルの現状の内部機器を解体していきます。
解体する際も、箱体, 機器を傷つけないように慎重に行います。
解体が完了できましたら、キュービクル箱体内部の清掃を行い、破損などがないか再度確認します。
場合によりますが、清掃完了後内部の塗装を行う場合もあります。
(4) 内部使用機器の整備
(1) 内部機器の整備
キュービクルには大きく分けてCB形, PF-S形が有り, 内部の機器は異なっております。その1つ1つの高圧・低圧機器を清掃し, 整備していきます。外観ではきれいな機器でも絶縁不良を起こしている機器もありますので, 1つ1つの機器の絶縁測定を行い, 十分に絶縁抵抗がある機器のみを当社では使用しています。
特に高圧の開閉器類は高年式の比較的新しい機器を取り付けるようにしています。
(2) トランス(変圧器)の整備および試験
高圧・低圧機器の整備と並行し, 仕様通りの容量のトランス(変圧器)の整備を行います。 外観検査, 清掃, 塗装の一通りの整備を行った後, 試験を行います。
▽ トランス(変圧器)本体試験内容
・無負荷試験 (無負荷電流・無負荷損の測定)
・短絡試験 (インピーダンス電圧の測定)
・変圧比の確認
・絶縁抵抗測定
・交流耐電圧試験
▽絶縁油試験 (油入式トランスの場合)
・絶縁油の絶縁破壊電圧の測定
・絶縁油の絶縁破壊電圧の測定酸価値の測定
本体試験はJISC 4304, 絶縁油は高圧受電設備規定の判断基準を基に合格したトランス(変圧器)のみをキュービクル箱体内に実装します。各試験成績表は, もちろんご提出します。
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(5) 各機器の取付け作業
整備完了した高圧・低圧機器およびトランス(変圧器)をキュービクル箱体内に取付けていきます。
やみくもに取付けてしまっては, 後々の低圧ブレーカー等の増設時に影響を与えてしまいますので, バランスよく全体のレイアウトを考えとりつけていきます。
特に工事業者様が出来るだけ配線作業を行いやすいようにレイアウトを考え取付けてしております。
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(6) 配線作業
キュービクル内の内部機器の取付け作業が完了しますと配線作業へ移ります。各電流値に基づき, 十分な許容電流を持つ最適なケーブルサイズを当社のエンジニアが選定し, 配線作業を行ないます。
十分な許容電流を持つケーブルサイズを選定せず使用しますとケーブルの焼損等の事故が起こりますので, 確実に選定し, 間違いの無いようにしております。
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(7) 増締チェック
各機器の取付けと配線作業完了後, 増締チェックに移ります。
実際に配線作業を行った作業員ではない, 他の作業員が確認チェックを行います。 内部に入り, 配線サイズの再確認および誤配線をしていないかを確認しながら, 増締チェックをして行きます。締め忘れによる緩みがあるとその部分が熱を持ち, 事故に繋がる可能性があります。
1つ1つのミスが大きな事故に繋がりかねないので, 特に熟練した作業員がチェックを行います。
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(8) キュービクル外観清掃及び塗装
キュービクル内部の作業が一通り完了しますと, 箱体の塗装工程へ移ります。
外観を再度清掃し, 塗装が必要な箱体には塗装を行います。
箱体外観の清掃および塗装が完了しますと, 次は出荷前試験工程へ移ります。
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(9) キュービクル本体試験
製作整備作業が完了しますと試験を行います。キュービクルはお客様により一品一様ですので, 行うテスト項目も異なっております。 ここでは, 当社にて実際に実施しております試験をご紹介します。
▽ キュービクル試験内容
・外観構造検査
・総合動作確認試験 (主回路・操作回路・計器回路・FAN回路)
・絶縁抵抗試験
・絶縁耐電圧試験
・過電流継電器試験
・地絡継電器試験
・漏電警報器試験
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(10) 完成(出庫)
判定基準に試験項目全ての結果が合格したキュービクルのみを完成品として, 試験成績表と共に出荷しております。
中古再生キュービクルですが, 当社では新品が保証する保証期間と同様に原則 1年間保証させていただいております。ですので, アフターフォローも万全の態勢を整えております。













